石川五右衛門

いしかわごえもん

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【写真 五右衛門塚】

「絶景かな、絶景かな。春の眺めは値千金・・」。天下の大泥棒石川五右衛門の台詞。

『賊禁秘誠談』(東武残光)に、五右衛門は百地三太夫の弟子とある。しかし、三太夫に破門される。

文吾と名を改め盗賊団首領となるが捕らえられ、文禄3年(1594)、五右衛門と一族が、京都三條の河川敷で公開釜煎りの極刑。

石川河合川左岸、通称金山に「五右衛門塚」がある。その一角の南無阿弥陀仏と刻まれた小さな石碑が五右衛門の供養碑だと古老に語り継がれる。

五右衛門が石川出自だということは知られてない。五右衛門ごときの悪逆の盗賊を当地出身者とすることは、村の恥だからだと公にしていない。

しかし、その霊は祀ってやりたいという想いが伝説を生む。生誕地説についてはいくつかあるが、北伊賀の忍者は地名を苗字のごとく使っていた。大泥棒にはなれたのは、忍術を盗術に応用したからこそだろう。