午後3時の気分転換
忍者の健康法として、導引術という忍術がある。 その中の一つに、耳を折り曲げて指でピーンと弾く天鼓(てんこ)と呼ばれる健康法が行われていた。 指で弾いた音が頭に響き、気分がすっきりし、しかも頭脳明晰、耳もよくなるとされている。また、手のひらを耳に当てがい、くちゃくちゃと耳をもむ。 あるいは、思いきり耳たぶをひっぱる。 生理学的にも耳と脳は三半規管で結ばれており、耳を適度に刺激することで、大脳の働きを高めることができるのである。