【写真 忍者岳】
奧余野公園駐車場から出発すると、「ぞろぞろ峠」を目指し、川沿いの道を歩けば半時間程で景色が広がる。木津川源流の一つ。
「ぞろぞろ峠」は伊勢への古道。伝承では源義経の軍路、壬申の乱での大海皇子、そして、斎王の群行路として使われたという、尾根歩きからは絶景だ。三国岳は名の通り三国、伊賀、甲賀、伊勢を見渡せる。
途中急勾配あり、幅がわずか30cm程の箇所もある。さすが忍者の名がつくだけある。半時間ほどで、忍者岳のプレートを(標高728m)見られる。
残念ながら忍者岳からの眺めはほとんどない目立たない山だ。忍者は目立ってはいけないので、その名にふさわしいだろう。
十数年前公園整備のため地図を作ったが、名がつけられていない山があり、伊賀甲賀の間にあるので忍者岳になったという。