どこにでもあるイチョウの木。しかしこれが優れものです。
再生力が強く、また木に耳をつけると水を吸い上げる音が聞こえるほどの生命力・保水力をもっていることから、火を止める、防火林として神社や仏閣には植えられていました。
新しい葉は、書籍などにはさむと紙魚(しみ)がつかない。文書の保存に利用していました。
また忍者は青い葉を煎じて飲みました。強壮作用があったからです。
種は、炒ったり煮たりして食すと去痰(きょたん)や消毒、さらに解酒(げしゅ)に効くとされていました。
ドイツではイチョウ葉エキスを医薬品として活用しているといいます。