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本物の忍者はこの地から生まれた

伊賀忍術(いがにんじゅつ)

忍術には25流派あるといわれているが、その中で伊賀流と甲賀流が群を抜いて優れている

 忍術には25流派あるといわれているが、その中で伊賀流と甲賀流が群を抜いて優れている。伊賀と甲賀は隣接していて、その術技もほとんど同じだが、伊賀は甲賀に比べて特に呪術に秀でていた。

 伊賀で呪術が発達したのは、伊賀が盆地で古代から都からの亡命者が多かったからである。古代大和朝廷の呪術をつかさどっていた物部氏や、奇術や軽業などの諸芸を得意とした服部氏などが伊賀に住みつき、呪術を伝えたと考えられる。

 忍術は、戦乱の世に必要とされて発達したため、武術、謀略、破壊工作などが含まれるが、心理学、薬学、医学、天文学、呪術、占術など、戦いに直接必要でないものが圧倒的に多い。忍術は、まさに生きるための知恵と技術の集大成であったのである。

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忍者の里 伊賀(三重県伊賀市・名張市)
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