五感が冴える松の実
松の実は仙人(せんにん)の霊薬(れいやく)ともいわれ、タンパク質、脂肪、鉄分、ビタミン類が豊富で、ことにビタミンB群(B1、B2)は筋肉疲労の緩和(かんわ)に役立ち、ビタミンEは血行を良くするなど、運動量の多い忍者にとっては必需食品といえるでしょう。 それを体験的に知っていた忍者は、松の実を食べると五感が冴えわたると信じていたようです。