ウズラ

うずら隠れの術の巻

ウズラの卵は鶏卵に比べ小さいが、殻が固く、日持ちが良く、栄養価も高い。
忍者たちはこれを知っていたようです。
精神の統一、息を整えるのに役立つと考えていました。
敵陣に忍び込んで自分の気配を消し、隠れるためにウズラのように手足を引っ込め丸くなる。
顔の白さを隠し息遣いを悟られぬよううつぶせに物陰に隠れる。
このうずら隠れの術に、文字どうりウズラの卵が威力を発揮していたのです。
敵の目前でも落ち着いてまるで石のようになる忍者たち。
ウズラの卵は彼らの「隠形(おんぎょう)に関する四ケ状」を守りぬく原動力になっていたのです。

uzura

Posted in 忍者五道 | Tagged , , , |

携帯非常食

かたやき

現代人には歯が立たない?かたやき

玄米などの粉を固めて焼きあげた煎餅(せんべい)。
その固さは現代人の歯がたたぬ程。
木(きづち)槌で割って食べる名物煎餅として、現在でも伊賀の町に残っています。
軟らかいものばかりに慣れてしまったあなたも、一度挑戦してください。

katayaki
【かたやき】

ヒマワリの種

体力維持(いじ)にヒマワリの種

ひまわりの種にはリノール酸、アミノ酸など有機酸からなる栄養価の高い食物。
小さく軽く、携帯用には種や木のみは適していたといえる。
良質の脂分が体力維持に効果を発揮。

himawari
【ヒマワリの種】

乾燥梅干し

すっぱい経験?(梅干)

現代でもアルカリ性食品として人気の高い梅干し。
気が付けばいつもそばにある、そんな存在も忍者にとっては必要不可欠のものでした。
熟しかけた梅を取って洗い、塩をして二三日漬け込み、梅か水がでてきたら取り出し日に干す。日暮には塩水に戻す。
これを数回繰り返し塩水が無くなり、梅が乾けば出来上がり。
解毒、殺菌作用、疲れ防止にと、忍者の苛酷(かこく)な生活をささえたのです。

umeboshi
【乾燥梅干し】

Posted in 忍者五道 | Tagged , , |

信玄も植えさせた柿?

柿のもつ果糖はすばやく脳に栄養として送られ、非常時の判断力に役に立ちます。
また栄養価も高く、疲れを癒(いや)すことも分かってきました。
さらに吊し柿は日持ちも良く携帯にも適していたため、忍者にはもってこいのものだったのです。
山梨には柿の木が多く、それは戦(いくさ)に備えて、武田信玄が民衆に植えさせたからだという言い伝えが残っています。
信玄も柿の効能を知っていたのです。
ただ武田家には甲州透破(すっぱ)とよぶ忍者集団がいたことを考えると、なるほどとうなずけます。

「しお柿」

  1. 干し柿を割り開き、種をとる。
  2. うすく白塩をぬり、再び柿の両片をもとに合わせてしばる。
  3. これを壺の中に入れておくと年を経ても枯渇(こかつ)せず、虫も付かず、腐敗しない。

非常食、携帯食に適しています。

kaki
【柿の木の花】

shiogaki
【しお柿】

Posted in 忍者五道 | Tagged , |

秘密文字(忍者文字)

himitsumoji

神代文字は、漢字が伝来する以前に日本に存在した文字。
そしてそれは縄を結んで作り出した「結縄」から生まれたとの説もある。

忍者が活躍した戦国時代には廃れ、解読できる者もいないこの文字を、秘密文字として仲間同士の連絡に使った忍びの知識の深さには驚かされる。

Posted in 忍術 | Tagged , |

五色米

goshikimai

忍者たちは青、黄、赤、黒、紫に染めた米粒の組合せで暗号にしていました。
野球のサインのようにそのつど決めていたのかもしれません。

Posted in 忍術 | Tagged , , |

火矢

hiya

現代のロケット花火のような弓の矢で、味方に合図を送るときや敵陣に打ち込んで撹乱させるのに使われました。
また、「ほうり火矢」といって手投げ爆弾のようなものもありました。
※火薬の使用は忍者が得意とする技術で、鉄砲はもちろん、のろしや爆弾、照明用としても用いられました。

Posted in 火器 |

鎖鎌

Kusari-gama

鎌とおもりとなる分銅を鎖で結んだ武器です。

Posted in 武器 |

忍者刀

ninja-to

一般的な日本刀と違いまっすぐな形状で鍔は四角くコジリ(サヤの先端)が尖っているのが特徴。
切りつけるのではなく突きさして使います。

Posted in 武器 |

手裏剣

syuriken

敵に投げつけて傷をおわせる道具。羽先には毒薬を塗っておく。
手裏剣の射程距離は熟練者で6〜7m程度と短いものの、刀で接近戦を行っていた時代には十分な距離を持って相手を攻撃できる優れた武器であったといえます。

Posted in 武器 |

くろろ鍵

72-4-Kuroro-kagi

土蔵の錠前をあける特殊な合鍵で、大小2種類ある。

Posted in 侵入 |

72-4-Shikoro

両刃ののこぎりで大中小があり、大きいものは生垣や戸の留栓を切るのに用い、また、小さなものは、襟の中に隠し、牢を破って逃げるときなどに用いた。

Posted in 侵入 |

坪錐

72-4-Thubogiri

土壁、土蔵などに丸い穴をあけるためのキリ。穴から庭内や室内をのぞき見したり吹き矢、眠り薬などを差し入れ、屋敷内に侵入した。

Posted in 侵入 |

苦無

72-4-Kunai

土を掘る道具。土蔵や家屋内に忍び込んだり、またハシゴを固定する鉤や押え物の代用として用いた。大・中・小がある。

Posted in 侵入 |

まきびし

72-5-Makibishi

地面にまいて追手をかわす道具。三角錐状になっているヒシの実や、鉄線を加工して三角錐状にしたものを使用します。
まきびしはその形態上、どう転がっても尖った先が上を向くので、靴を履く習慣のなかった時代にはとても有効な足止めの手段だったのです。
また、追手の顔に当たるように投げつけても効果を発揮しました。

Posted in 逃走 |

水蜘蛛

mizugumo

よく知られている忍者の道具の一つ。
自然の湿地などを利用したお城の沼堀は、歩くことも泳ぐこともできず、水堀や空堀よりも渡りにくい。
水蜘蛛は、足にかかる重さを分散して、沼の上を渡れるようにしたもの。
その名前から水上歩行道具と誤解されやすいが、水の上は歩けない。

Posted in 侵入 | Tagged , , , |

おきつも名張遊歩10選「忍者の里伊賀竜口と阿清水川蛍街道コース」

「おきつも名張遊歩10選」は、平成16年に市民からおすすめ散歩コース・ウォーキングコースを募集。選考委員会において選考された10コースをもちいて、名張市教育委員会が作成した。

 

「忍者の里伊賀竜口と阿清水川蛍街道コース」

近鉄赤目口駅から錦生公民館手前を左折し鹿高神社へ。
鹿高神社から阿清水橋を渡り竜口へ。
阿清水川沿いの空気は心地よく歩きやすい。
百地屋敷近くを通り矢川へと向かい、赤目口駅までで終点となる。
長距離だが起伏の比較的穏やかなコースである。

089006450-walk10_gaiyou 089006450-walk10

名張市公式ホームページ

http://www.city.nabari.lg.jp/hp/page000012400/hpg000012400.htm

Posted in 未分類 |

伊賀忍者とオオサンショウウオ(昔話)

百地三太夫の弟子赤岩伊助にまつわる昔話。

赤目渓谷でオオサンショウウオと共に何年か忍法の修行を続けていると、オオサンショウウオの生態と忍者の特色が良く似ていることを知った-という滝のお年寄りによるおはなし。

名張市赤目まちづくり委員会 平成25(2013)年4月発行「赤目のむかし話 動物・お地蔵さん編」

 

Posted in 未分類 |

忍者修行選手権大会

年に一度、秋ごろに赤目四十八滝入口の「忍者修行の森」で開催される忍者修行選手権大会。いかに忍者修行を上手にこなせるかを競う。忍者修行選手権大会は、単に運動能力を競うのではなく、スリルとほんの少しの勇気を試す場。
日々精進してこの日に挑むべし!!

ninjanomori (6)

赤目四十八滝 忍者の森

http://www.akame48taki.com/asobu/ninjanomori.html

 

Posted in 未分類 |

忍者ロゴ入りポロシャツ

nin-poro

名張市では、伊賀流忍者ロゴマークを活用し、忍者ロゴ入りのポロシャツを製作。名張が「忍者修行の地」であることをPRしています。

名張市観光協会で販売しています。

【お問い合わせ先】

名張市観光協会 名張駅前案内所
〒518-0713 三重県名張市平尾3225-10
電話:0595-63-9087 FAX:0595-63-9087

Posted in 未分類 |

伊賀忍者研究会

kenkyu
文献読解やフィールドワークによる学術研究はもちろん、講演やイベント、パンフレットの作成などで情報発信を行う。伊賀忍者と忍者のふるさと「伊賀」を日本・世界へ発信し、地域経済と文化教育面での活性化に取り組む。今までの著書は「新萬川集海」(2012年/自費出版)、「忍者の教科書 新萬川集海」(2014年/笠間書院)がある。
住所:〒519-1423 伊賀市希望ヶ丘西2丁目6-4
Web:https://www.facebook.com/IgaNinjaKenkyukai

Posted in 上野, 団体, 地域, 忍者発見 | Tagged |